安廣一哉の独り言

20年前

投稿日:

   2001年5月5日第12回新空手全日本大会中量級 決勝トーナメント

今から20年前の第12回新空手全日本選手権大会 中量級決勝トーナメント。2ヵ月前の予選を何とか通過し8人のワンデートーナメント。前年度末まで極真の全日本大会や正道会館の全日本大会に出場しており、年明けから新空手用に準備をしました。

(空手をやったことが無い方は違いが分かりづらいと思いますが、フルコンタクト空手ルールは素手で戦うため、顔面への手技による攻撃が禁止されております。この新空手はグローブを付けて顔面への攻撃が許されています。 大きく違いを言いますと、顔面へのパンチが有りなのか、無しなのかの違いではあるのですが、実際には戦う距離が違い、パンチの打ち方や握り方も違い、はたから見ると同じように見える空手ですが、硬式野球と軟式野球くらい競技が変わります。)

1回戦目の相手は元プロボクサーの選手でパンチが上手く、要所要所でパンチを合わせるのが上手く、あえてパンチでの勝負ではなく、ローキックに絞って攻撃をしました。 試合後の判定時には自分が勝った事が分からないくらい僅差だと思っていました。 2回戦目準決勝も自分より新空手ではキャリアがあり、パワーが有ったので広い会場を活かしステップとローキックで勝負。

決勝戦ではやっと練習したワンツーパンチが出せるようになり、ミドルキック、ハイキックも出せるようになってきました。延長の覚悟ではありましたが、ぎりぎり勝つことが出来、優勝。 

顔面有での1日3試合は身体もきつかったですが、正道会館の全日本大会では1日6試合した経験があったので、何とかやり抜けたんだと思いました。 フルコンタクト空手からグローブ空手の方に舞台を変え、負けられないプレッシャーもありましたが、挑戦して本当に良かったと思いました。

しかもこの時はまだ、自分が翌年にK-1の中量級のトーナメントに呼ばれるとも考えてもいなかったし、K-1もヘビー級しかない時代でした。 

空手に夢中になって打ち込んで過ごした学生時代がこの後に大きな舞台に立てるようになるとは夢にも思っていませんでした。

この時に学んだこと 挑戦することで未来がひらける。

そして 大切なことは 夢中になること。 

指導者として今の課題は 一回一回の稽古を 

子供たちを夢中にさせる事でもあります。

時間があっという間に過ぎてもう稽古が終??

そんな子供の感想を聞くと嬉しくなります。

ではそうすれば夢中になれる物が見つかるのか?

自分で動いて探していく中でやってみたいと興味を持ったことに

挑戦してみる事。

試した結果自分の心が何を感じたのか

ワクワクしたのか、時間を忘れるくらい面白かったのか、悔しかったのか、つまらなかったのか、簡単だったのか、難しかったのか。

自分の心しか分からない。

人生死ぬまで挑戦!!

こんな時期ではありますが自分で探して歩いて

自分だけの宝を見つけよう!!

-安廣一哉の独り言

Copyright© ハレロイニュース , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.